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例会について

【次の例会】

 

【夜例会】     4月  8日(月)18:30~21:00

【昼例会】       3月29日(金)10:00~14:00

【会 場】「恵庭福祉会館」二階 (恵庭市末広町124) 

 

   【例会報告】

2024年2月

【夜の例会】

今年の2月は妙に寒暖の温度差が大きい日々が続きますが、

1月に続いて2月の夜の例会も参加者のいない世話人2名だけの例会でした。

例年なら年に1回あるか無いかのことですが、昨年終盤からだともう3回目です。

近年は不登校の子供が急増していて全国では10年ほど前の13万人から今は30万人に達している状況です。

そんな中での未来の会での今の状況はどう考えたらよいのか、世話人同士での話題になりました。

コロナ禍を経験して、SNSなどネットを介した新しい不登校の親の会が最近増えてきているようです。

30年ほど前、子供の不登校が社会問題化したころに

直接親同士顔を合わせて不登校の子供の悩みを語り合う親の会が、北海道にも次々と生まれました。

未来の会もその一つです。

対面でそれぞれの親が抱えている子供の不登校での、他人には言いづらい悩みを出し合って、

自分一人ではないという安心感とともに、不登校の子供への理解と共感などを持っていただいて、

子供さんとの良好な関係を続けていただくことが当会の大きな目的の一つです。

ただ、昨今のネット社会にコロナ禍による人同士の交流が一時でも途絶えざるを得なかった時代と相まって、

顔を直接合わせての例会への参加に戸惑いがあるのも確かかもしれません。

現代を生きる人にとってはネットを通じた話し合いのほうが受け入れやすいのかも。

ひと冬の経験からそこまで考えるのは早急かもしれませんが、

未来の会でもネットの積極的な利用を図っていくか、

はたまた細々とでも従来通り参加者がいる限り対面にこだわって運営を続けて行くか、

検討を迫られる時がすぐそこに来ているかもしれませんね。

例年とは少し違った不安定な気温状況の夜に、世話人二人で結論を出すのが難しいそんな話をして、

少し早めに会を閉じた2月の夜の例会でした。

【昼の例会】

2月の昼の例会の参加者は、代表、世話人を含め6名でした。

Aさんは中学3年生のお子さんが、秋口位から学校に行く事が少なくなっていったそうです。

とても責任感が強く学校では皆のまとめ役で、先生にも頼りにされていたようです。

ずっと皆のまとめ役をしていると、時には意見の違いや不満も言われたと思います。

何事にもクラスの事を思って取り組んでいた様でした。

家族で話し合い、今は休むと言う事になり自分の思いも話してくれているとの事。

春から高校生になり新たな環境になりますが、ゆっくり進んで行って欲しいですね。

Bさんは小学4年生のお子さんで、人見知りが強く大勢の場で話す事が苦手との事。

気持ちは学校に行きたい、友達にも会いたいと思ってはいても今は、心と体がついていかない様でした。

フリースクール等などにも行ける時に行っているそうです。

お母さんも、無理はしなくて良いよとお子さんにも話しているそうです。

AさんもBさんも辛くて悩んでいるお子さんの話を良く聞いて、

寄り添っているのがとても伝わってきました。

2024年1月

【夜の例会】

一月の例会の参加者は1名(世話人)でした。

冬休み中の年初めの祭日という事もあったのでしょうか? 

来年度からの例会を、祭日から外してみようかと相談しています。

先送りにしていた事をと思い、皆さんが読んでみて良かったと寄付してくださった本などの

資料の整理をして過ごしました。

いま話題の「漫画 君たちはどう生きるか」も2冊あります。

コペル君が、疑問に思う事柄を、叔父さんにヒントをもらいながら問い直していく道のりを

自分も一緒にたどり、学ぶこと知ることの楽しさや

正解のない問いを問い続けることの大切さを心に刻みました。

多くの方に読んで欲しい一冊です。

暫く顔を見ていないIさんはどうしているのでしょうか? 

色んな事に取り組み始めたIさんに、つい欲が出て

「ああしたら?こうしたら?」と言ってしまったことが心に残ります。

 

【昼の例会】

雪が降り続き、雪かきやら車の運転の困難さから、

誰も来ないのでは?と思っていましたが、総勢4名になりました。

 Tさんの息子さんは昼夜逆転が続いていて、

Tさんは夜中に起こされ心身ともに疲れている様子。

暴力的な行動もみられるということでした。

本来助けになるはずの相談機関の思わぬ対応に不信感を抱き、

今後は相談機関と距離を置こうと思っているとのことでした。

その内容を聞き、参加者全員で大きくうなずいてしまいました。

同じような経験をされていたKさんが、

子供と離れるため家を出て一日中商業施設の駐車場にいたことがあったこと。

親が決めた事は、理由をつけて不満の原因にされがちで、

はけ口として暴力的な行動に出ることもあったこと。

夫婦の役割分担でお子さんとのかかわり方が変化した事などを話してくれました。

良かれと思ってした対応が間違っていた事もありますよね。

そんな時には、すぐにそれをやめる。

そして必要なら子供に謝る、子供と話し合って意思を確認することも大切なようです。

話すことで気持ちが軽くなったり、整理出来たり、

何かを変えるきっかけになるかもしれません。

困っている方は、一人で抱え込まないで、例会に足を運んでみて欲しいと思いました。

 

 

2023年12月

 

【夜の例会】

晩秋と初冬を行ったり来たりの恵庭にもそろそろ冬の到来も近いと感じる12月の夜の例会は、

世話人二人と会計さんとの3名での例会でした。

例年では平均すると年に1回も無かった参加者0人の例会でしたが、今年は3回目です。

とりあえず3名での話し合いは、

先日岩見沢で行われた当会の常連でもあるK母さんが立ち上げた

不登校の子供の親の会「gem」のシンポジウムについてでした。

「漂流教室」の相馬さんをメインスピーカーに、

未来の会からは例会の世話人でもあるN母さんと私の2名がシンポジストとして参加するとともに

ほかに2名のお母さんがお手伝いとして参加され、計4名が参加しました。

シンポジウムを行ったK母さんの立ち上げた「gem」は立ち上げてから日も浅く、

参加人数には不安もあったようですが、始まってみると50名を超える会場満員の大盛況で、

高齢の方をはじめ、男性の参加者も大勢いて驚かされました。

岩見沢で今までなかった不登校の子供の親の会の誕生であることはもち論のこと、

不登校の子供の近年の急増も関係しているかもしれません。

そのうえで「gem」の会の誕生が地元で期待されている証拠だと考えることができるかと思います。

いずれにしろ新しい不登校の子供の親の会が岩見沢に力強く地元の支持を得て誕生したことに

心より喜びたいと思いました。

それにしても、未来の会の例会への以前からの常連でもあるK母さんが、

新しく立ち上げた親の会の少しでも力添えになればよいと協力させていただいた本シンポジウムでしたが、

私たち未来の会にとってはむしろこちらが勇気つけられたシンポジウムでした。

恵庭にも未来の会という歴史のある不登校の親の会が存在することを、

子供の不登校に悩む親の方に今一度伝えていく必要があると。

そんな気持ちを話し合った今年最後の12月の例会でした。

【昼の例会】

参加者は代表、世話人を含め5名でした。

Kさんの高校生の息子さんは、学校を変えて新たな環境で頑張っているとの事。

自分のペースで単位を落とさない様に、自身で決めて行動しているそうです。

お母さんもお子さんの変化を良く見ていて、お子さんも色々と話をしてくれるそうです。

Tさんのお子さんは中学生で思春期真っ只の様子。

やり場のない気持ちや思い通りにならない気持ちが、

時には怒りになりお母さんにぶつけてしまうそうです。

腹が立つ=分かってほしいなど色々な思いが入り交じるのでしょうか。

それも、成長の段階だと分かっていても、全てを受け止めるのも時には辛いものです。

お母さん自身も、自分の事を労りながら過ごしてほしいです。
 

 

2023年11月

【夜の例会】

夜の訪れがだいぶ早くなってきた11月の夜の例会は、相棒のもう一人の世話人さんが都合で欠席で、

中学3年生の娘さんを持つ常連のS母さんお一人を迎えて、

世話人私との計2名での少し寂しい例会でしたが、その分じっくりとお話を伺うことができました。

高等学校への進学を意識し始めた不登校の娘さん、フリースクールに行き始めたり、

進学校選びを始めているようです。

そんな中で娘さんは子供の不登校の第一原因を「無気力や学力不足」として

文部科学省が発表している統計結果があること知って、

「私は無気力なんかじゃない」と憤りをS母さんに話したとか。

不登校の子供が抱えさせられている無理解に起因する生きづらさへの抗議とも思える意思の表明に

娘さんの成長を感じました。

その他にも「お母さん、こんなことはやめて!」と娘さんから言われたことなどもあって、

S母さんは多少不安にも感じていたようですが、

私にはそうした会話が親子の間で交わされていること自体が素晴らしく、

S母さんが娘さんに確実に信用されている証拠であり、

素晴らしい親子関係が作られていると感じたことを話しました。

初めて未来の会に参加された時のS母さんは、

娘さんの不登校をとても心配してる様子がよく分かりましたが、

不登校については「許せない」と何度もおっしゃってました。

それでも毎月のように参加されて少しずつ変わっていかれ、

そんな言葉は最近では聞かれなくなりました。そして今のSさん親子がある。

娘さんが次のステップに向けて確実に歩みだすのも時間の問題だと感じさせられる、

とてもうれしい11月の夜の例会でした。

【RASA(千歳の放課後デイサービス)主催の講演会 ― Tさんより情報】

「①不登校を経験した本人とそれを支えた親御さんのお話し

   ②子ども達に迫る怪しいネットの世界 元教員+PCの専門家からの警告」

という内容で講演会が開かれます。

 

12月24日(日)10:30~12:00 北ガス文化ホール 無料 定員20名申込必要

【昼の例会報告】

急に寒さを感じた日、世話人とTさんの終始3名でした。

今回は、悩み現在進行形の方がいなかったので、

最近の子供たちの生活環境や学習環境について思っている事や、

今まで参加されていた方のその後の話、最近話題になった不登校関連の記事など、色々話題になりました。

学習面の遅れも学校が楽しくない一因と、日頃から強く感じています。

子供達は一度ついていけなくなると追いつくことも難しく、

わからない授業を聞くという苦行が続くのです。

先生方は遅れている子のフォローをする時間も、

進んでいる子の能力を伸ばすための時間もなく日々業務に追われているように思います。

学習は、その子一人一人が自立するために必要な力をつけるためのものではないのでしょうか。

18歳を成人と認めたなら、それまでにホストの売掛金などという金銭トラブルに巻き込まれないよう

経済の仕組みを教えたり、闇バイトと気付かずに犯罪に巻き込まれないように

法律的なことを教えたりすることも重要ではないでしょうか。

少子化で生徒数が減少しているにもかかわらず、不登校児は増え続けています。

文科省の不登校児対策が功を奏していない現実を受け止め、

根本的な学校教育の見直しをして欲しいと思う一日でした。

 

2023年10月

【夜の例会】

10月の夜の例会は6名の方が参加されました。

この日に集まったのは世話人K・M・N・Iの4名と岩見沢から「gem」のKさん、

そして「gem」の相談役をしている元世話人Kさんも加わり、

12月9日に「gem」が開催するシンポジウムについての説明を受けたり詳細の打ち合わせなどで、

久しぶりの賑やかな夜の例会となりました。

Kさんは、「gem」は参加者は少ないけれど、不思議とその方たちと気持ちが通じると話されていました。

未来の会が始まった頃は、まだまだ不登校を親の子育ての問題としてとらえる傾向が強く、

自身を否定された気持ちの親が孤立し悩んでいる状況にありました。

そして各地に自助グループとしての親の会が次々に立ち上がりました。

25年経った現在も不登校の子ども達は増え続けていますが、

苦しく長い歩みの中で、大切なことは子ども達が元気になり、自らの意思で歩んで行くことを、

子ども達の一番身近なところで見守り応援していくことが親の役割だと感じています。

先日、NHKの記者さんから電話がありました。

中3の不登校のお子さんのいる母親を中心に番組を製作中との事で、

未来の会の子ども達の進路についての問い合わせでした。

未来の会にはHPを見て連絡してくれたそうです。

彼も中学時代に不登校を経験し、未来の会の会報のエッセイを読み、

当時の親の気持ちに触れることができ、

親に苦労させたんだな思ったと「いいエッセイですね」と言っていただきました。

色んな情報を発信しているとHPもお褒めにあずかりました。

こんな風にHPやエッセイを読んでくださる方々がいることを知り、とても嬉しく思っています。

世情に合わせ、リモートの親の会やSNSでの交流、目的を絞った親の会など新たな試みが出来、

その一つが「学校問題に悩む家族交流会gem」なんだと思います。

色んな親の会に参加して、悩みを打ち明けながら笑いあい親としての自己肯定感を回復していきたいものです。

【昼の例会】

今回は世話人を含め参加者は4名でした。

午前中は雑談をしながら世話人で話しながら、午後からは千歳市で開催している、

発達障がいの子を持つ親の会「うたりんず」の代表の田中さんが来てくれました。

うたりはアイヌ語で仲間、同胞と言う意味だそうです。

親身に話しも聞いてくれて寄り添ってくれる方です。

田中さんの近況も聞きながら、ゆっくりとした時間が流れた昼の例会でした。

久しぶりのTさんは、今はアルバイトをしている息子さんが、

不登校だったころの思いを話してくれる関係になっていると話されました。

今回は夜の例会の世話人のKさんが

「不登校・登校拒否を考える全道のつどい」のチラシを持ってきてくれて、話題に参加されました。
 

2023年9月

【夜の例会

異常な猛暑に苦労した今年の夏から、ようやく秋らしい涼しさが見えてきた9月11日の9月の夜の例会には、

少し久しぶりのS母さんにK母さんとM母さんを迎えて、

世話人2名を加えた計5名での久しぶりににぎやかな例会になりました。

3人のお母さんはどの方も中学生の子を持つ親の方で、いずれも未来の会の例会には何度も来られている常連です。

不登校の子供たちも元気を取り戻し始めて将来の進学に少しずつ関心を持つようになっており、

家庭内での話題にもなり始めているとか。

そんな3人のお母さんと今回の例会で話題に上がったのが、

兄弟姉妹同士で不登校の子供とそうでない子供間での抱える葛藤の話でした。

子供が不登校になると、親は心配と不安でついその子供に多くの時間を費やして、

手のかからない普通に学校に行っている子供には気があまり回らない。

必然的に普通そうなってしまうことが多いですよね。

『でも子供からは「私はこんなに苦労して頑張ってるのに、

なんで親たちは気楽にさぼっている子のほうに甘いの」って言われてしまいました。どうしたらいいでしょう』

という話です。

親にとってはつらい話ですが、こういう話は何人か子供を持っている家庭で

不登校の子供ができた時にはありがちな話ではないでしょうか。

不登校と聞くと学校に行かずにさぼって気楽に遊んでいるというイメージは全くの誤解であり、

不登校そのものが子供にとっては不安と葛藤の中にあること、そして学校に通っている子供も、

楽しいことばかりではなく、たくさんの苦労と頑張りが必要だということの裏返しでもあるとも思われます。

今の学校は多くの子供にとって行くのも大変、行かないのも大変な場所になっているのかも。

そうした不安の中にいて、ともに親の愛を必要としている、そんなことを皆さんと話し合いました。

不登校の子を持つ親として考えることの多い9月の夜の例会でした。

【昼の例会】

猛暑だった夏も過ぎ、爽やかな日でした。

当番の3名、午前と午後の出入りはありましたが5名の参加があり、総勢8名でした。

ネットから未来の会を知り、始めて参加されたKさんから、

小学生の娘さんが夏休み明けからお休みしている経緯が語られ、

戸惑いながらもご家族で柔軟に対応されている様子がうかがえました。

参加者はそれぞれの経験から

「お休みしだした時が不登校のはじまりではなくて、行けなくなった時は耐えられなくなった時なのです」

「今は娘さんが安心できる事、元気になれる事を一番にかんがえてあげて」

「学校に行かなくても学力や社会性が育たないわけではないから心配しないで」

「娘さんにアドバイスをするのではなくて、気持ちを聞いてあげて」

とご自身の失敗談を交えながら話されていました。

Kさんの息子さんは自らの選択で新たな高校に転校を決めたそうです。

挑戦してみて違うと思った時に別の選択をする事は、学校に限らずこれからも大切なことですね。

息子さんの次の挑戦を応援したいです。

数か月ぶりのSさんは、中3の息子さんが全日制を希望し始めたこと、

兄弟にも穏やかに接している様子など変化が語られました。

中2の息子さんを持つTさんは、家族が安定していると近況を報告してくれました。

久しぶりのTさんは、今はアルバイトをしている息子さんが、

不登校だったころの思いを話してくれる関係になっていると話されました。

今回は夜の例会の世話人のKさんが「不登校・登校拒否を考える全道のつどい」のチラシを持ってきてくれて、

話題に参加されました。

 

2023年8

【夜の例会】

連日30度を超える8月14日の夜の例会は、6月に続いて今年2度目の世話人2人の例会になりました。

暑いうえにじめじめと湿度も高いので外出する気にもならないかな?

最近ファクト(といわれる)情報の蔓延などが問題になることが多いですね。

ウクライナ情勢などの戦争関連の情報は昔からそうでしたが、

関東大震災の時の差別意識に関わるファクト情報による事件などが問題になりました。

このような典型的なファクト情報ではなくても、

私たちの周りの常識と呼ばれる意識に基づく誤解の存在もその類といってよいでしょう。

不登校の世界で言えば義務教育と呼ばれるものがそうでしょうか。

子供が学校へ行くのは義務であるという誤解は、

最近でこそ長い不登校の歴史の中で減ってきているのは確かですが、

不登校状態に関して子も親もある種の罪悪感に今でも悩んでいて、

それが親子の関係に複雑な影響を及ぼしているのは確かでしょう。

常識というものはたとえ誤解であったとしても簡単にはぬぐい切れないようです。

子供が不登校になったら親はどうふるまうのが一番よいのでしょうか、といったことも話題にしました。

不登校の親の会の世話人としてとても重要なテーマであり、当然答えを持っている必要があるテーマですが、

いざ世話人どおしで話題にするとケースバイケースもあって難しい課題です。

大人世代は子供に教育を受けさせる義務があるのですが、同時に子供には教育を受ける権利がある。

しかしこの両者はともに、子供が不登校になると今の日本の教育制度ではほとんど果たせない。

子供は学ぶ場所を自由に選べないし、フリースクールにしても大きな町以外ほとんどなく、

経済的な問題も大きく、義務教育はこれを無償とすると書かれているにもかかわらず、

教育の場として法的に認定されていない。

子供の本来持っている多様性と大きな可能性をいかに伸ばすかが教育の本来の目的であれば、

それが保証されない学校への不登校という子どもの主体性への尊重も重要かなと思います。

これを機会に一方通行ではない親子関係をどう作るかでしょうか。

こんな会話をした世話人だけの暑苦しい8月の夜の例会は終了しました。

9月の夜の例会は少しは涼しいにぎやかな例会にできるかな。

【昼の例会】

厳しい暑さが続いていた8月昼の例会は、

世話人Iさんと当番Iの2人で近況や気になる情報など色々話すこと数時間。

この日は他の方は来られませんでした。

このところ例会の参加者が少なめですが、皆さん落ち着いて過ごされているのかな、

そうであればいいな、と。

ここ数年、夏休み明けの不登校が増えていることから、

この時期になると「子供のSOSに気付いて!」といったニュースやテレビ番組をよく目にするようになり、

SNSでも、長期の休みが終わりを迎え不安になっている子供達に向けて

「学校へ行かなくても大丈夫だよ」と不登校経験者の呼びかけがあったり。

(北海道は既に新学期が始まっているところが多いですが)

最近では学校を休ませるべきがどうか判断材料になる

“学校休んだほうがいいよチェックリスト”というものが出来たそうで、

不登校支援を行う団体と精神科の医師が共同で作成し、LINEで利用できるようになっているとのこと。

以前に比べてより当事者に寄り添うようなサポートが増えたように感じます。
 

 

2023年7月

【夜の例会】

7月9日の夜の例会は、久しぶりに中3の息子さんが不登校のS母さんを迎えて

女性2名に男性1名の計3名での例会でした。

S母さんの中3の息子さんは最近高校への進学を模索しているとか。

先のことを考える余裕ができているということでしょう。勉学への意欲もできてきているようです。

ゆったりとした話し方で不登校の息子さんの最近の様子を話してくれるS母さんの話を聞いていると、

息子さんの不登校に対する向き合い方が目に見えるようです。

 

キッカケや理由は様々でしょうが、不登校を決めるのは子供であり、親ではありません。

子供が不登校を決断するのには親が考えるほど簡単ではありません。

多くは普通の生活からカミングアウトをすることであり、親や周囲の反応も想像できることから、

今までの自分の立ち位置が大きく変わってしまうことが想像できるからです。

それでも不登校を決断する。

この子供の決断を子供の人生のプラスにするかマイナスにするかには、親のかかわりが大きく影響します。

親は子供と比較して多くの経験を積んでおり、失敗も成功もたくさん経験しています。

その経験に基づいて我が子の未来が見えてしまう。

でもしょせんその経験や知識はあなた一人のものでしかないし、子供の人格は親とは別物です。

子供は失敗するのが仕事。たくさんの失敗から学んで大きく成長します。

取り返しのつかない失敗は避けなければなりませんが、子供の主体性を尊重してどこまで見守れるか。

今回の未来の会の例会に参加されたS母さんをはじめ、

たくさんの親たちを見ているとそれがカギだと確信しています。

S母さんからそんなほのぼのとした安心感をいただいた7月の夜の例会でした。

【昼の例会】

今回、はじまりは世話人Iさん、当番Kさん、Nの3人だけでした。

人数が少ないのは、夏休みに入ったから?連日の猛暑のせい?と想像しました。

Kさんの息子さんの近況報告から、通学は疲れるようですが

高校生活で色々経験し思っていることを話してくれている様子がよくわかりました。

子供たちの将来の心配から障害年金の話になり、

障害年金をスムーズに受け取るためには、発達障害の診断年齢が重要な事などの話題も出ました。

途中からTさんが来られて息子さんと別居した時の事を話してくれました。

無理だと思っていたその決断ができて今では良かったと思っている事。

お互いに自分の人生を歩かれている感じがしました。

私達にはそれぞれに親離れ子離れのタイミングがあるのでしょうね。

昔あった映画のキタキツネの子離れシーンが

衝撃的(ある日突然、母ギツネが仔ギツネを噛んで巣穴から追い出す)だった話になりました。

人間はキツネよりちょっと複雑で難しいですね。

 

2023年6月

【夜の例会】

6月の例会は、久しぶりに世話人3名の例会になりました。

3人共子どもは既に成人になり、親は見送り、悠々自適と言いたいところですが然にあらず、

子どもの仕事の話や結婚の話に親の悩みは潰えることがないと悟る次第。

「諦めることだ」とMさんの夫君の言だというのに首肯しながらも、

「あの時ああすればよかったのかな」などと心は勝手にさ迷います。

親に愚痴や不満を言うわけでなく、自分のできる範囲で淡々と毎日を生き抜いているわが娘。

もっと欲をもって前向きに進んで欲しいと、

彼女の幸せを願っている風な私はまさしく我が親と同じ道を行っている。

その親がなんと鬱陶しかった事か。

どこまで行っても自分の視点でしか物事をとらえられないものだと反省。

自分の生活を楽しんでいるときにはすっかり忘れているのに、

ちょっと暇になると子どものことが気になりだす。

いけないいけない、子どもは子ども自分は自分、

まずは目の前のやらなきゃならい事(やりたい事?)を一つずつ片づけて、

ゆっくりお茶でも飲むとしよう。と反省の例会でした。

【昼の例会】

6月昼の例会は、世話人Iさんと当番Iで来訪者を待っていましたが、珍しくなかなか来られず…

あのお母さんは?お子さんは?と、思いを馳せながら語らっておりました。

お昼ごろに世話人Mさんが来られたので近況を聞きました。

中2の息子さんは4月から週3回通っているフリースクールにも慣れ、

7月からは午前中だけではなく午後まで伸ばしたいと言っていたそうです。

お母さんはスケジュール等は本人に任せていて、

フリースクールでも基本的な事はあるが、

どうしたいか自分で考えて過ごし方を決めるとのこと。

元気を取り戻してきたようで、オシャレにも興味が。お年頃ですネ!

娘さんはお母さんとのバトルがあった時期がありましたが、

だんだんと怒りを抑える方法を身に付けつつあり、

感情のコントロールが上手になってきたようです。

韓国語の自主学習もずっと続けており、

いつか何かの形で生かせる時が来るのでは?という予感が。

1時前に例会を終え、3人で始まったばかりのフリースクールへ見学に行きました。

少し奥の方にあるログハウスでしたが、

子供達が過ごすのに良い環境で心が落ち着くような場所でした。

皆伸び伸びとしていましたよ。

元塾講師の福田さんからお話を伺い、

その熱意と温かさに感動して帰って来ました。応援しています!

2023年5

【夜の例会】

コロナ感染症が5類に変更になって初めての5月8日の夜の例会には、

少し久しぶりで常連のS母さんと同じく常連のM母さんの2人が参加してくれて、

私たち世話人を加えて女性3名と男性1名の計4名での例会でした。

現役不登校の娘さんを持つS母さんの悩みは、娘さんが次々と新しいことを始めること。

ある意味で、不登校の子を持つ親としてはうらやましいような気もしますが、

今度はコスプレを始めたとか。

写真も見せてくれたのですがなかなかのもので、一同で感心すると、

S母さんは「まだ中学生ですよ」とあきれ顔で心配していました。

衣装に必要なお金は自身の古着をメルカリで売って用立てたとか。

さすがにスマホを操る現代の子どもはやることが違う。

そう、やることが私たちとはすっかり違っていて簡単には理解できません。

携帯も無かった時代に培った親世代の常識から、

スマホを器用に操る子ども世代の価値観を評価するのは簡単ではないようです。

価値観を変えるなどということは簡単ではないですが、

価値観は多様で人それぞれであり、

親子と言えども同じではないということを理解することは、

子どもの不登校を理解する上ではとても大切です。

M母さんの中学生の息子さんは以前の報告で、

新学期から千歳のフリースクールに通うことにしたことを紹介しましたが、

予定通りフリースクール通いを始めたそうで、

生活も安定していて順調だということです。

高校への進学も考えに入っているとか。うまく合う学校であることを祈ってます。

不登校というとその生活は以前はすぐに、

ゲーム依存の影響が問題になることが多かったのですが、

最近になってネットを介しての不登校生同士の交流などが盛んになっているようです。

Sさんのようにコスプレなどを利用した知らない者同士の突発的なリアルな交流であったり、

バーチャルリアリティーを使ったバーチャル交流であったり色々です。

ここまでくると親世代の私たちには理解が難しい。

そこでもしリスクを心配するなら、お互いの価値観を尊重して

子どもの立場にも立った会話を常に絶やさないことが重要な気がします。

気軽に話ができる親子関係の維持でしょうか。

そんなことを強く感じさせる5月の夜の例会でした。
 

【昼の例会】

今回は世話人を含め参加者は7人でした。

その日の朝刊に、恵庭にできたフリースクール「ひとのわ」の記事が載っていた事が話題となりました。

田中さんがご自身で立ち上げた発達障がいの子の親の会

「うたりんず」のチラシを持ってきてくれて、

これまでの流れとこれからの事をお話ししてくれました。

身近なところで子供たちとその家族の為に活動している方々がいて心強いことです。

近況報告から。

毛深い事を気にして脱毛したいと言うKさんの息子さん。

脱マスクになり顔の傷跡を気にして美容整形を段階的に始めたTさんの息子さん。

お二人とも親の目から見ると気にならない程度だと思うのですが…という事でした。

外見の問題というよりも心の問題だと思うけれど、

最小限のアドバイスで見守っているそうです。

気になる心は説得して変えられるものではないことも分かるだけに歯がゆいですね。

二度目の参加者Tさんは、迷いや葛藤を抱えていらっしゃる様子でしたが、

徐々に夫婦の考え方の違いを、お互いに尊重しあえてきているお話しも聞けました。

午後からはみずほMSC高等学校のYさんが参加されました。

今回は、幼く見られがちな我が子たちも

家族以外の人達との色々な経験で成長していると感じる事、

それは学校以外の場でも可能…

いえ学校以外の場だから可能なのかもしれないと思った例会でした。

2023年4月

【夜の例会】

春を迎えて新学期に入った4月10日の夜の例会には、

久ぶりに例会に参加してくれた常連のT母さんを迎えて世話人との3名での例会でした。

Tさんの息子さんはこの3月に通信制の高校を無事卒業して、

さて次は専門学校へと考えていたようですが、

不登校時代からの対人恐怖症から十分に抜け出すことが出来ず、

受験がスムーズに進まずに今年の進学は断念したそうです。

そのために親と子どもとで思いにすれ違いが生じ、両者にストレスもたまってしまったとか。

両者ともにもうヤダ我慢できない、といったところでしょうか。

高校は今や義務教育の延長になっています。

とりあえず高校を卒業したこれからは子どもの自主性にすべて任せたらどうでしょう。

こうあってほしい、こうしないとといったことに捕らわれることなく、

すでに大人に差し掛かった子どもの主体性に任せて、親も子もその呪縛から自らを開放する。

もはや子供は不登校ではないので、

自らのこれからを親も子もともにゆっくりと時間をかけて考え直す。

そんな時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

でも親であることには一生変わらないので、

いつでも相談に乗るよ、助けが必要ならいつでも言っておいでといった姿勢で良いのでは。

そんな話に終始した4月の夜の例会でした。

【昼の例会】

4月の昼の例会は世話人、当番、初めての参加された方を含め9名でした。

初めて参加されたTさんは、中学生のお子さんが去年からフリースクールに通っていたのですが、

今年に入り行けなくなったそうです。

ずっとゲームなどをして過ごしていると悩んでいました。

ゲームの話題は良く出る話しですが、子供からすると今はやる事がないとか、

集中している時は考え事をしなくても済むし辛さを紛らわす為の物なのかもしれません。

Sさんの中学生のお子さんは、学校以外の居場所を見つけて

習い事の体験などに参加されているとの事でした。

お母さんも沢山の葛藤がありながら、子供に寄り添い過ごしてきたのだと思います。

でも、その事が子供の一歩進む力になったのだと思いました。
 

 

2023年3 月

【夜の例会】

雨模様で風も強かった3月の夜の例会、は参加者があるのかどうか心配でしたが、

常連のⅯa母さんと、少し遅れて会計のMu母さんとのWm母さん2名に私男性1名の3名での例会で、

今井代表は健康不良で今回は欠席でした。


以前自分の食事を自ら作って食べることもあると報告をしてくれたⅯa母さんの中学生の息子さんは

最近できた千歳のフリースクールにこの4月から通う予定だそうです。

うまくあう学校であればよいですね。

高校進学の意欲も出てきているようで、どこの学校を選ぶか、資料も集め始めているようです。

次の生活に向けた歩みが始まっているようで、うれしいい報告が聞けました。

早くから息子さんの不登校を受け入れて、

焦らず親子関係を良好に保ってきた母さんの成果でしょうか。

まだ時間があるようですので、ゆったりと進めていきましょうか。

不登校を自ら選択して始めたのが子供なら、

その後をどう生きるかを選択するの、

もやはり子供の意思に任せるしかないようですし、何と言ってもそれが最良です。

親の役割は子供がそれに至る道を後押しするだけ。

どのくらいの時間が必要かは子どもが置かれている状況によって様々です。

それをよくご存じのMu母さんも、今の息子さんの淡々とした変わらぬ生活の状況などを

淡々と話していただきました。

3月の夜の例会は、何となく春を予感できるほっこりとした例会でした。


【昼の例会】
3月の昼の例会は世話人・当番、以前にも参加された瑞穂MSC高等学校の先生を含め、5名の参加でした。
初めて参加された小学生と中学生のお子さんのお母さんのお話を中心に話しました。

中学生のお子さんが不登校との事で、昼夜が逆転している生活だと話されていました。

今は、その子どもにとって必要な時期なのかもしれません。

心と体が落ち着くまでは続くかもしれませんが、

今家で一番できる事は、安心出来る場所にする事だという話しもしていました。

経験者のお母さんと話しをする事で、少しでも吐き出していってくれたらと思います。

一人で溜め込まずにまた未来の会に顔を出して下さい。
久しぶりに参加されたHさんは、娘さんの病気が見つかり、これから治療されるとの事でした。

回復を願っています。

2023年2 月

【夜の例会】

厳しい寒さが続く中、わずかに春の兆しが感じられるようになった2月の夜の例会には、

中学生の不登校の娘さんを持つ、もう常連のS母さんが2か月ぶりに参加してくれたほか、

看護師をしておられる男性Yさんが初めて参加してくれて、女性2名と男性2名計4名での例会でした。

Yさんは不登校児の精神的ケアを通じて医療面から子どもの不登校問題に関わりたいという考えをお持ちで、

とりあえずいろいろの親の会に伺って、活動内容を知りたいと参加してくれました。

ザックバランに今回の例会での話し合いにも積極的に関わっていただき、意見を述べていただきました。

さて、S母さんからは、娘さんのネットでのほかの人との交流に関する不安について話題が出されました。

ネットに関わる話題と言えば、今までは子どものネットゲームへの熱中による昼夜逆転への心配がほとんで、

どうした良いかといった相談でした。

しかし今では不登校の子どもにとってネットの世界は他の人と関われる、ほとんど唯一の手段になっており、

ネット環境を取り上げることは良くないというのが不登校問題に関わる人の共通の認識になっています。

一方、ネットツールの進化は私たち親世代の予想をはるかに超えるほどの変化があるようで、

最近はアバターを使った見知らぬ子ども同士のバーチャルな交流であったり、

今回のS母さんの話しでは見知らぬ日本各地の不登校の子ども同士がネットを介して

リアルに交流を始める契機にもなっているのが現実なようで、

娘さんはタレントのコンサートにネットで知り合った子ども同士が

日本各地から集まって一緒に楽しんだとか。

不登校の子どもの世界も、一部では以前とは随分と様変わりが見られるようです。

不登校の子どもの世界は、ある意味で社会的に閉ざさせた世界といった印象がありましたが、

今では求めれば学校という世界を介さずとも、

リアルにいくらでも人間関係を広げられる状況が生まれているのかもしれません。

人間同士の関わりが持てるという点では積極的な評価ができることだとも思われますが、

反面相手が見知らぬ人である以上、当然リスクを伴うことも予想され、

その点がS母さんから出された当然の不安でした。

子どものネットの現状に詳しいとは言えない私たちにとっては難しい課題でしたが、

ネットでの他人との関わりを認めつつも、

見知らぬ人との交流にはリスクを伴う事実だけは子どもに伝える必要が有るという点では

私たちは一致していました。

そのために子どもとはいつでもざっくばらんに話ができる良好な関係を

親も保つことが今まで以上に重要なことも感じました。

変化の早いネット世界に関する情報収集の必要性を、私たちは強く感じた2月の夜の例会でした。

【昼の例会

一年ぶりに中二の娘さんと遠方より参加されたお父さんのWさん。

中三の息子さんが通信制の高校に進学が決まり、

卒業式には出席すると午後から登校したりしているというKさん。

息子さんが二度目の高校の卒業と推薦で大学が決まったというMさん。

Iさんと当番の5名でした。

この時期は卒業や入学、進学、進級と親も子も新しい生活への不安や心配が増しますが、

新たな一歩を踏み出す時はだれしも感じる事でしょう。

一つ一つが経験と自信につながるといいですね。

Wさんからは学校の対応の理不尽さに立腹し、疲弊しているという話がありました。

皆さんの経験から、「疲れるほど無理をして学校に合わせなくてもいいのでは。」

「学校とは必要な時に動いてもらえる程度にはつながっていた方がいいかも。」

「子供の気持ちに沿って柔軟に対応できるような距離感でいられたらいいと思います。」

などと語られました。学校との距離感は皆さん悩まれるところですね。

本来、学校は子どもの人生の一部でしかなくて、

子供の成長に必要なものは何かという話にもなりました。

親はつい先回りをして、子供よりも先に答えをみつけようとしてしまいがちですが、

子供が自分で決める事、失敗してそこから学ぶ事の大切さ、

そしてそれは今しかできない経験であると、反省を込みで改めて感じた例会でした。

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2023年1

【夜の例会】

新年初めの1月の夜の例会には常連のH母さんとともに少し懐かしい娘さんが参加してくれ、

これまた常連のM母さんと世話人2名を入れて

女性4名と男性1名とで総勢5名での例会でした。

中学校時代不登校だったHさんの娘さんは、美術系の地方の高校を卒業し、

今は京都の専門学校で彫刻を勉強中で、仏像制作を勉強しているとか。

今回は成人式に出席のために戻ってきたそうです。

きれいな着物姿の彼女はもうすっかり大人びていて素敵な女性になってました。

このまま将来彫刻の仕事に就きたいと先のことも考えているようです。

常連でいつもお会いしているH母さんですが、

娘さんと並んで楽しそうに話すH母さんの笑顔がいつも以上に印象的でした。

一方、大学生時代に引きこもっていたM母さんの息子さんは

北海道に戻ってから仕事に就いたことは以前から伺っていましたが、

今では楽しそうに毎日職場へ車で通っているそうで、

Mさんも嬉しそうにその様子を話してくれました。

今年初めの1月の夜の例会は常連さん二人との例会でしたが、

外の寒さと裏腹に、ほんのりと暖かい雰囲気で嬉しい例会を楽しませていただきました。

【昼の例会

年明け初めての1月昼の例会は、世話人、当番を含め計4名の参加がありました。

Tさんは中2の息子さんと三者面談に行くことが出来たそうで、

前向きな発言も聞けたとのこと。

これから高校進学に向けてお母さんも情報収集をしておきたいところでしょうか。

Tさん、ご主人共々不登校をきちんと受け止めておられ、

落ち着いた環境の中、息子さんは興味のあることにチャレンジする元気が出てきたようです。

お年玉でMy包丁、フライパンを購入! 何を作ってくれるか楽しみですね。

また、発達障害について少し気にされているようで、

世話人Iさんから、何処で検査を受けたら良いか?検査のタイミングは?等のお話がありました。

障害の特性が顕著に現れていなければ周りからはわかりにくいかと思いますが、

本人の生活上での困難さにもし気付くことがあれば、

医療機関等での相談を考えてみてもいいかもしれません。

発達障害の子供を持つ私が感じたことですが。

Kさんの息子さんは通信制高校への進学が決まり、それに向けて準備中。

卒業式には出たいとのこと。

少し前から学校以外に通える居場所を見つけ、通いながら生活が整ってきています。

Kさんが先月書いて下さったエッセイを読んで、Tさんはとても共感出来たそうです。

一学年下のTさんに一歩先を歩くKさんから、心強いアドバイスをもらえそうですね。

人数が少なめだったこともあり、

子供のことからちょっと離れて料理や片付けなどの話題を交えながら

ゆっくりとお話出来た例会でした。
 

2022年12

【夜の例会】
冬場は参加者が少ない傾向にあるのですが、

今年最後の12月の夜の例会には常連で現役不登校生の娘さんを持つS母さんが

2か月ぶりに参加してくれて女性2名と男性1名の計3名での例会でした。

今日の話題は娘さんの不登校に対するS母さんの不安や不満、疑問に関することでした。

すでに何度か例会に参加されているお母さんですが、

今でも子どもの不登校を完全には受け入れられていないようで、

高校へちゃんと進学できるか心配のようです。


子どもが突然不登校を始めると多くの親はびっくりして何とかしようと悩みますよね。

最近は以前ほど珍しくないのでとりあえず静観する親も多くなりましたが、

将来への不安は大きく、ストレスもたまる。

不登校への知識はだいぶ手に入るようになってますが、自分で経験した方はほとんど無いので、

子どもをどう扱ってよいかもよくわからない。

親の子ども時代はまだ不登校は珍しく、子ども個人の問題行動ととらえられていましたが、

今では文科省も誰にでも起こりうることで問題行動ではないとされています。

でも世の中そう簡単には大きく変らないので、

いまだに子どもが学校に行けてないことに罪悪感を感じてしまう親も少なくないでしょう。


30年くらい前から問題として顕在化しだした子どもの不登校は15年ほど前には年に13万人を超え、

今ではさらに増えて続けて25万人前後とされています。

ここまで増えれば、不登校になるのは一部の特殊な子どもではなく、

文科省でも言っているように、だれにでも起こりうることで、

つまり不登校の私の子どもも、不登校という少し他の子どもとは違った生き方を選択した、

現代を生きる普通の子どもの一人ということになりませんか。

親にとっては少し都合が悪いかもしれませんが、

子どもにとっても苦労や悩みの多い大人へ向かう大変なステップへの歩み出しと考えられません? 

子育てが何時もそうであるように、

子どもが次の生き方を見つけられるまで、親も一緒に伴走してみませんか。

高校進学がすべてではないですが、今では進学できる高校もたくさんあって、

多くの不登校の子どもが高校へ進学しており、

子どもがその気になれば進学への心配はないと言ってよいでしょう。
 

2022年最後の12月の夜の例会はこんな感じで進行しましたが、

不安があれば何度でも例会に参加されてベテランの親の参加者と話してみてください。

2023年が皆さんにとってより良い年でありますように。

 【昼の例会】
12月の昼の例会は3名が集まりました。

Kさんは息子さんの高校(通信制高校)が決まり、親子ともホッとされている様子。

Tさんの息子さんは塾に通う事を自ら選択しました。

息子さんは二人とも学校以外の居場所に繋がっています。
 

お二人のお話から、学校以外でも安心できる居場所での友達との交流や、

尊敬できる大人との出会いが子ども達の成長を後押ししてくれるのだという事を実感します。

「親が言う事はいい加減に聞いているのに、同じ話でもその方の話しには真剣な眼差しで熱心に聞いている」

とKさんは不満気に嬉しそうに話されていました。
 

「まずは子ども達をしっかりと休ませること」、

不登校になった当初の混乱の日々を思い出しながら、「休ませるしかなかったから」と言いながらも、

自らと戦い安心できる日常をと努力してきた方々の振り返りでした。

そして子ども達は自分のペースで歩んでいます。
 

午後は4月開校の通信制高校「みずほMSC高等学校」のYさんが学校説明に参加されました。

 

2022年11月

【夜の例会

今年は雪が遅く、まだ冬の一歩手前の11月の夜の例会には

常連のM母さんと少し遅れて少し久しぶりのK母さんが参加してくれて

世話人を入れて女性3名と男性1名の計4名での例会でした。
 

最近、職に就いたM母さんはとても忙しくて、家事も大変なようですが、

幸い不登校の子どもも含め、子どもたちが食事作りをやってくれるようで、

自分の食事を自ら作って食べていることもあるとか。

親子の会話も普通にできているようで、よい親子関係が出来上がっているようです。

このMさんの例は不登校の親子関係を考える上で、とてもよい例のように私には思われました。
子どもの方はいろいろな理由があって、いろいろ葛藤したうえで、

学校は自分のいる場所ではないと決断して不登校を始めると、

子どもにとってはとりあえず家庭を唯一の居場所とするしかない。

その子どもの決定を尊重するなら、親にできることは

とりあえず居心地の良い家庭という居場所を子どもに保証することでしょうか。

それができれば後は子どもの成長する力を信じて待つ。

そんな変な力の入らない家族の営みの先に、子どもの不登校の次のステップがある。

Mさんの話しを聞いているとそんな次が見えてくる気がしました。
 

さて、もう一人のK母さんは、所用があるということで午後8時に先にお帰りになり、

息子さんの近況をお聞きすることが出来ませんでした。

少し遅れて例会に来られた時にその辺の都合をお聞きして

先にお話をしていただければ良かったのですが、

気の回らない私が、そのことをお聞きせずにM母さんの後にしてしまったために、

久しぶりに来ていただいたK母さんの息子さんのことを聞かずに時間切れになってしまいました。

大変申し訳ありませんでした。

これから気を付けて参加された皆さんの都合をお聞きして

例会を進めることにしたいと思います。

恐縮ですが次回以降是非お話を聞かせていただけると幸いです。


11月の夜の例会は私にも勉強になった例会でした。


 【昼の例会】
11月の昼の例会は4名と少なめでした。
午前中は他市から初参加のTさんのお話を伺いました。

小6の娘さんが夏休み明けから不登校に。

起立性調節障害の診断を受けており、40人のクラス内のザワザワした環境が苦手のようです。

転校も視野に入れていましたが、

学校や教育委員会とのやり取りの中で納得いかない対応を受け、

子供中心になっていないのではないか、という疑問を持たれたとのこと。

全くその通りだと思いました。誰のための学校なのでしょうか?

現在の娘さんの様子は比較的安定しているようですが、

中学進学のことを含め心配があり、

何より今の状況を話せる人が近くに居ないとのことでした。
 

午後から中学生のお母さん二人が来て下さって話が広がり、

Tさんの心が少しだけでも落ち着いたのなら良いのですが。
Aさんの娘さんは生活に少し良い変化が見られつつも

母親に向かう反発心に戸惑うことが多く、

心が荒れないでいて欲しい、と話していました。
思春期の親子関係は難しく、Kさんからはご自身の経験から母子でLINEでの会話をアドバイス。

但し意見は×(バツ)。本人はただ話を聞いてほしいのですね。
息子さんは別室で元世話人代表のKさんとお話time。

両親以外にも信頼できる人が出来たのでしょう。嬉しいことですね。

外出先では店員さんとのやり取りもちゃんと出来ているそうで、

お母さんは息子さんの成長をしっかりと感じとり、

「あたりまえ」が何十倍もの感謝!に思える、との言葉が心に響きました。
本当に大事なことは何かを思い起こさせて頂いた例会でした。

 

2022年10月

【夜の例会】

紅葉も少ずつ進んできてすっかり秋の様相の10月の夜の例会は、

先月に続いて参加された常連のお母さんと世話人2名の、計3名での静かな例会でした。

子どもさんの近況をお尋ねする会話から始まった例会で、

体調を崩して入院された娘さんは、しばしの入院で体調も良くなって無事に退院されたそうです。

しかし喜びもつかの間、しばらくすると再び体調を崩したとか。

お母さんも心配です。

病院に入院しているという状況は、親にとっても子どもにとっても

一時的にも不登校ではない状況と考えても不思議ではなく、

両者にとってホッとできる時間かもしれません。

重大な病気ではない限り,子供にとっては不登校生という周囲のまなざしから離れ、

かれそめの安心できる居場所を得たことにもなり、

親にとっても子どもと少し距離を置いてみる機会かも。

しかし、退院して子供がまた元の不登校状態に戻るとすると、

不安定な状況におかれた子供の反応は想像できるかも。

このエレベーターで上り下りしたような、私も体験したことのある厳しい体験は

同時に一つの示唆を与えてくれます。

子どもの入院前の追い詰められたような表情と、

退院時の屈託のない以前の子どもの表情への変化が表すことがらです。

つまり子どもは置かれた状況ですぐに変化する、

変化できる柔軟性をもっているということでしょうか。

色々な理由で追い詰められて不登校を選んだ子供に、

安心できる居場所を家庭の中にどう提供するか、

それができれば子どもの不登校問題は半分以上解決したようなものですが、

そこに至る過程も結構難しい。

親も試されている気がします。

不登校と医療の利用方法について、一つの示唆をいただけた10月の夜の例会でした。

【昼の例会】

ぽかぽか陽気の10月昼例会は小中学生の親6名、世話人6名でした。

中学生の親からのお話では修学旅行には行けた、

しかも楽しかった様子で通学につながるかと安心したもののその後は続かず。

行事に参加できることと、学校へ通うことは別物なんですね。

家では塾の宿題に取り組んだり、体力づくりのため身体を動かすお子さんもいました。

そして気になるのはやはり「進路」。

通信制高校の見学会等、子供に「行ってみない?」と促しても良いのか、

動き出すのを待つのが良いのか…悩ましいところです。

参加者からは親が資料取り寄せや、

説明会に参加して情報を集めておくと安心できますよ、とのコメントも。

そして学校の先生からの「勉強してる? ゲームは何時間してる?」等の

子供が答えたくない質問には「私生活なので答える義務は無い」や

「子供がある程度(印象を良くしようと)嘘ついても親は口を挟まない」等の心強いアドバイスもありました。

小学生の親からは、卒業アルバムの写真撮影に自分で選んだ「宝物」を持って学校へ行き、

中学校へは「クラス編成が気になるから行く」と自分で考えて行動しているとのこと。

ご自身は手芸にはまっていて、直線縫いが大好きで、

「バッグも作りました!」と素敵な作品を見せてくれました。

お子さんもお母さんの手作りバッグを使っているそうです。嬉しいですね♥

初めて参加されたお父様もいらっしゃいました。

お子さんは中学1年生。お母様は以前から未来の会に参加されています。

先日、お子さんと二人で東京へ旅行したそうで、

お子さんはゲームの話はしてくるけどよくわからなくて、とのことですが

昼例会に参加しているほとんどの方もゲームの話は分からないですw。

ちょうど思春期&反抗期で、言葉数が減ってくる頃でしょうか。

それでも二人旅が出来るので親子関係は良好なのですね。優しそうなお父様でした。

今は大人になったお子さんの近況も伺えました。

姉弟でも性格が全く違い、姉は積極的にやりたい事には飛び込み、

弟は石橋を叩いても渡らない超慎重派。

それでも二人とも自分で選んで進んでいるそうで、いろいろ心配だけど親は見守るのが精一杯、

でもそれが大切な事なんだなあと穏やかにお話しする声を聴きながら思いました。

午後は恵庭南高校定時制の三浦先生が参加され、学校のお話をしてくださいました。

質問にもお答えいただき、昔のイメージとは異なる定時制の「今」を聴け、有意義な時間を持てました。
(詳しくはお知らせのページ参照)

2022年9月

【夜の例会】

天候も安定し秋らしさも見えてきた9月の夜の例会には、

もはや常連の新旧のお母さん5名に今回が初めての中学生のお母さん、

世話人2名の計8名の盛会な例会でした。

まずは今回が初めてのお母さんを中心に話しは始まりました。

今年不登校気味だった中学生の子供さんが最近完全に不登校になり、

昼間はゲームで勉強もせず、全体にやる気もうせているようで元気がなく、

これからどうなるのか、どうしたら良いのだろうかと大変心配して未来の会を訪れてくれました。

その後も色々と子供さんの状況をお話しいただいたのですが、

ほとんどどれも、今まで子供さんが不登校になって相談に来られた

たくさんの親の方から聞いたことのある内容で、この子どもさんの状況が特別なものではなく、

不登校を始めた子供に一般的にみられる状況であることをお話しして、

特に心配する必要はないことをお話ししました。

今日来られている常連でベテランのお母さんにも経験をお話しいただいて、

かつて不登校だった子供さんも同じような状況であったこと、

その後元気になって高校にも進学して大きく育っている様子などお話しいただきました。

子供の不登校を経験するのは初めてのお母さんに簡単に納得してもらえるはずもないでしょうが、

子どもの不登校ベテランのお母さんもはじめは一緒でしたので、

いろいろ経験するうちにわかってもらえるでしょう。

色々な状況の中で不登校になる子どもの、初めに現わす生活の変化が多くの場合驚くほど一緒であることに、

注視して考えてみる必要が有りそうです。

不登校現役の子どもさんをお持ちで最近よく来られているもうお一人のお母さんは、

少し久しぶりに今回来られたので子供さんの様子をうかがうと、

最近体調を崩して医者からしばし親から離れて生活してみたらということで

子どもさんは入院されたそうです。

その結果子供さんの体調も戻って調子が良いそうで近々退院できるとか。

そういえばずいぶん前ですが私の子どもにもそんなことがあって、

入院によって親としばし離れることも医療の利用方法の一つなのでしょうか。

初めての参加者を含め多数の参加者で話し合いの幅も広がった9月の夜の例会でした。

【昼の例会】

9月の昼の例会は8名の参加がありました。

今回初参加のKさんは近隣のY町から来てくれました。

小5のお子さんは学校に行かなくなって1月程。

身近に不登校の情報がなく孤立して悩み、本やネットで情報を集め、

未来の会のHPを見て来てくれたそうです。

通学刺激はなるべくせずに、家で過ごす事にしたが、

これでいいのかと迷いもあり不安な気持ちは拭い去れないと吐露してくれました。

Kさんの話しを聞きながら、参加されたそれぞれの方が

時間の経過とともに変わっていく親の気持ちや子どもの様子そして現在の生活を、

肩の力が抜け実感の籠った言葉で語ってくれました。

子どもの不登校をとおして変わっていった、私たち親の姿をじんわりと感じる例会でした。

 

2022年8月

【夜の例会】

夜の例会を始めるため、車から降りて福祉会館に向かうのもためらうほどの

豪雨の中で始められた8月の夜の例会でした。

だれも来ないかもと世話人二人で話しているところに、

常連のⅯ母さんが参加してくれて、女性2名と男性の私とで計3名の例会になりました。

 

夜の例会世話人Iさんと最近同じ福祉施設の職場で働き出したMさん。

結構忙しい職場なようで、子ども達と関わる時間も減ってしまったようです。

当然Mさんも少し心配だったようですが、ここは娘さんが食事を作ってくれたり、

不登校の息子さんは家の中の掃除をしてくれたりとか、

自発的にいろいろとしてくれるようになったとか。

不登校でも子どもはおのずと成長します。

まだまだ子どもだと、親は心配したり半面安心したりもするものでしょうが、

中学生以上にもなれば、人生経験は少ないものの自己の確立も進んできて、

主体的に行動できる大人の領域に入り始めています。

子どもの不登校は親の経験に裏打ちされた常識にも反する、

子どもにとっての大きな意思表示とも考えられるのではないでしょうか。

子どもの成長は必ずしも親の都合に合わせてはくれません。

それを親はどのように評価していくか。

親になっても今日の天気のようにまだまだ大変な状況が続きそうですね。

3人によるそんな真夏の夜の例会でした。

【昼の例会】

8月の昼の例会は9名参加。学生の親が4名、成人した子の親が5名。(両方のお子さんの親1名)

参加した親たちは、最近不登校始めた子、小学校から経験している子、

兄弟で不登校だった子と経験もそれぞれ。

不登校の原因はわかりづらくいものですが、

いじめの対応について学校と相談していたとか、

担任の生徒に対する暴言に悩み学校に相談していたとかの話しを聞いていると、

文部科学省の「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」で

「最初に行きづらいと感じたきっかけ」として

〈友達の事(嫌がらせやいじめがあった)小学生25.2%・中学生25.5%〉

〈先生の事(先生と合わなかった、先生が怖かった、体罰があったなど)

小学生29.7%・中学生27.5%〉との発表が思い出されます。

未来の会で出会った親たちのほとんどが、何回も学校に相談していたと話しています。

このようなケースが増えないために、学校のさらなる努力を期待してやみませんが、

Tさんからは、あまり学校に期待しないほうが良いと自分の体験を話してくれました。

未来の会の子どもたちは中学まで不登校でも高校に進学しています。

担任が不登校の子ども達を受け入れている高校の情報を集めて教えてくれたという話しもありましたが、

まだまだ自分で情報を集めたという話しの方が多い現状です。

久しぶり参加のTさんが子どもの成長を振り返り、

「勉強は必要な時に何時でも始められる。

子どもの好きな事、得意な事は生涯その子を支える力になるから大切にして。」

と話されたのが心に残りました。
 

2022年7月

【夜の例会】

7月の夜の例会は6名の参加がありました。

世話人3名と中1、中2、中3の中学生の母親です。

中学生になると学年での違いはあっても、進路の問題が大きくのしかかってきます。

不登校の子どもたちを対象にした進路相談や学校説明会が開かれたり、

個別に学校訪問ができたりするので、学校からの情報だけではなく、

経験者の話を聞いたり新聞やネットなどで現状を知ることが大切だと確認しあいました。

また、それぞれの家族の様子を話し聞きあいながら、

父親として夫として期待するところや理解が難しいところを

唯一の男性世話人に解説してもらい、笑いあい楽しい例会となりました。

 

夏休みの終わりは、子どもにとってとてもプレッシャーを感じ辛い時期であると知られています。

親の期待する気持ちはもちろんあるでしょうが、少し横において

子どもの様子を感じながら普段通りの生活をしていくことが大切ではないでしょうか。

【昼の例会】 

昼例会参加者は世話人と合わせて9名でした。

今回2回目参加のAさんを中心にお話を伺いました。

中3のお子さんで4月末より学校をお休み中です。

思春期も関係するのでしょうか、スマホ終了の23時ころより自分の嫌だったことなどの気持ちを話だし、

時には寝ているところを起こされて…と、体力的にも辛いところです。

ですが、回復期にはよくあることのようで、延々と続かないようです。

睡眠不足は疲れますが、

子供から親に悩み事を相談するのは良い親子関係だから、と思います。

高校進学についても心配されていたので、

参加者の通信制高校を卒業したお子さんを持つ方、

北星余市高校在学生の親から直接お話をすることができました。

 

同じ中3のお子さんを持つKさん。

自分で参加を決めた行事等は出席、友人と外出することもあり

以前より人の目が気になっていないようとのこと。

通信制高校も見学し、家事もお手伝いしているとの事です。

中1のMさんのお子さんは車が大好きで、洋楽や本など興味のあることにはとても積極的。

高校にも興味が出ているそうです。

 

Tさんは小6、いつも自分で判断するお子さんです。

将来の夢を塾長や担任にも応援され頑張っている様子。

お子さんとのやり取りをいつも楽しくお話してくれます。

 

Iさんより、某スポーツジムに通い運動をして「身体が軽くなると心も軽くなる」、

Tさんは「フラダンスの音楽と優雅な動きが癒し」、Iさんは「読書」、

Aさんは「ジグソーパズル(1000ピース!)」と、

自分を楽しませるご褒美タイムがあると日々頑張れそうですね。

会に参加してお話を聴いてもらうだけでもかなり心が軽くなりますが、

唯一の男性参加者さんも「お母さんは偉いです」とお墨付きなので(笑)、

心配事は隅に置いて、ご褒美タイムで自分を労わって、夏を乗り切りましょう。

 

2022年6月

【夜の例会】

すっかり日が長くなって、明るいうちに始まった6月13日の6月の夜の例会には、

最近毎月来ていただいている中学生の不登校の娘さんのお母さん1名だけで、

私たち世話人2名を加えて3名での個別相談会みたいな例会でした。

今まで不登校を始めた娘さんが理解できず、

子どもとそりの合わなかったお母さんでしたが、

今回は娘さんのことが心配でしょうがないという親の姿が

はっきりと見てとれるお母さんになっていました。

今までは子供が不登校を始めたときに、

ごく普通に見られる親の姿だったのでしょう。

子どもの不登校に対する理解が少しずつ進んでいる様子が伺えました。

そうは言っても親の不安や心配が消えるわけではありません。

今はやはり子どものこれから、特に高校への進学が心配のようです。

このことについて今では子どもの考え方次第といったところでしょうか。

進学先についてはいくらでもできています。

事実、不登校の子どもの多くは高校には進学しています。

まずは今の生活を大事にして、安心して過ごせるものにしていくことが大事でしょうか。

あとは子どもの生きる力を信頼しましょう。進学は目的ではなく結果です。

お母さんに負けず劣らず意思をはっきり表明できる子どものようですし、

心配はとりあえず置いといて、今をゆったりと過ごしましょう。

6月の夜の例会は1対2の集中攻撃的な例会で恐縮でしたが、でもほっこりと嬉しい例会でした。

【昼の例会】

昼の例会の参加者は、世話人と初めて参加された方を含め8名でした。

小学生のお子さんがいるKさんは、学校での環境の変化や、先生の態度や対応に不信感を持ち、

頑張っていたのに苦しくなってしまった様でした。

中学生のお子さんがいるAさんは、

お子さんが受験生なので進学がどうなってしまうのかが、心配していました。

でも、お母さんによく話をしてくれるお子さんみたいなので、

その都度、話しをしながら過ごして行けたらと思います。

今は、不登校であっても色々な道があり、受け入れてくれる高校も増えてきています。

今、お子さんが辛かったら、少し心と体の休息も必要なのかもしれません。

 

2022年5月

【夜の例会】
例年になく桜の開花が早く、桜が散り始めた5月9日の夜の例会には、

再び前月に続いて参加いただいたS母さんと、常連でベテランの3人の母さんを加えて

世話人2人の計6名での例会でした。
 

先月同様まずは不登校真っただ中のS母さんから、

子供さんをめぐっての近況を報告いただき、

その後ベテランの母さんたちからご自身の子育てや、

Sさんへのアドバイスなどを話していただきました。
子どもが生育の過程で間違いを犯すことはよくあることです。

色々な失敗や過ちを繰り返しながらたくさんのことを学んで少しづつ大人になる。

そんな子供のふるまいに親の方は一喜一憂し、

たくさんの悩みに振り回されながら子育てに奮闘する。

なんで私の子どもはこんなに手がかかるのだろうと考えることもあるかと。
でも多分それが子育ての実態かも。

家の子どもにもそんな悩みありましたよと言ったこともあれば、

えー、そんなことあったんですかとびっくりするような事件もあったり。

子どもの数だけ色々な事件が起こって、親の数だけ色々な悩みが渦巻く。

でも後になって子供が大人になった時には、

そんなこともあったねと親子で笑って話題にできることがほとんどです。
 

未来の会でたくさんのベテラン不登校OBの母さんと話していると

そんな話題に時として花が咲きます。

皆さんの話しから私が感じることは、我が子の成長に信頼を持つこと。

そしてストレスの塊のような我が子に寄り添うこと。

渦中で苦しんでいる時にはなかなかそんな気持ちになれないかもしれませんが、

いずれなると思いますよ。それまで今しばらくの苦労かな。

5月の夜の例会もまた懐かしい思い出と新たな出会いにあふれた例会でした。
 
【昼の例会】
5月の例会の参加者は4名、世話人2名と中学生のお母さんが2名でした。
二人共にKさん、共に男の子の母親です。
中学生ともなれば思春期に入り、親と距離を取る様になりますよね。

まだまだスキンシップを求めて甘えてくる子どもの顔と、

そうかと思えば辛辣に大人の行動を批判したり

(又その言葉が的を射ているから親の心に刺さったり)、

その時々で子どもと大人が目まぐるしく見え隠れして、

どう対応していいやら困ってしまう事もある様です。

ましてや母親と男の子ですので、女の子とは違う遠慮もあります。

難しい時期ですが、二人ともお子さんとのやり取りを聞いていると思わず笑ってしまう程、

自分の考えや気持ちをちゃんと言葉に出来る力が育っていて、

会話が充実してるなと感心しました。
 

Kさんは専業主婦。お子さんは2階の部屋にこもって自分の時間を過ごすことが多いので、

一緒に家にいてもあまりストレスに感じないと。

適度な距離感を見つけているのですね。
 

もう一人のKさんは、仕事もあり忙しい様子。

中1の子どもから結婚の話をされて戸惑ったとか。(笑)

お母さんの有り様が、子どもの結婚への期待となっているのですから、

その努力を褒めてあげたいところです。

幼児期には祖父母にお子さんを預け、とてもかわいがってもらっていたそうです。

祖父母にとっては可愛くて賢い子が、

いじめを巡り学校と上手く関われなくなり不登校になっていく様子に心を痛め、

親としての対応を責められ、とても苦しんだと話してくれました。
 

世話人のNさんは、不登校を経て成人した子どもたちの様子を話し、

今渦中にあり不安に過ごしているKさんたちにエールを送ってくれました。
一緒に参加したお子さんは、別室でOGのKさんとゲームなどをして過ごしました。
雨風の強烈な嵐の中、少人数での例会はゆったりとじっくりと語り合いの時間を過ごしました。

2022年4月

【夜の例会】

最近では珍しいほど大雪だった冬が去って、春を迎えた4月の夜の例会は、

先月に続いて参加してくれたS母さんをはじめ久しぶりのT母さん、

常連でベテランの3人の母さんを加えて世話人2人の計7名での例会でした。
思春期の子どもとの関わりは親であっても難しいですね。

幼少期と違って自己を確立しつつある時期ですので、親の考える通りには行かない。

不登校もその一つでしょう。

やっと決断できたことを簡単に撤回しない。もう子供じゃないので。

もしそうだとすると、心配で仕方のない親はどのように対処したらよいのでしょうか?


子どもには教育を受ける権利がありますが、学校に通う義務はない。

つまり義務教育は子どもの通学義務ではないというのが、

子どもの不登校問題の昨今の歴史が照らし出した義務教育への理解です。

私たち親世代は多くがそんな誤解を長く抱いてきたように思います。

親も子も本来は不登校で悩む必要などないのではないかと。

当面いわゆる学校が介在しない育ちをどう作っていくか、親子で考えていくのが先決かと。
 

通信制の高校に進んだTさんの息子さんは人の中に混じるのが苦手で、

高校での生活にもなじめない部分があったようですが、

お母さんによると最近息子さんににあった医療に出会ったことで、

少しずつ変化が見られるようになったそうです。

医療も含め道を見失った子供には信頼できる大人との出会いが

新しい社会へ踏み出すきっかけになることが多いようです。

例会に参加されるもはやベテランの親たちとの心なじむ会話が、

子どもに寄り添うという親の実相を通じて、

悩みのるつぼにある現役不登校生を持つ親を勇気つけて次に向かう勇気を与えるように。
 

新学期を迎えた4月の夜の例会もまた、そんな機会を提供できたかな。


【昼の例会】
4月の昼例会、参加者10名。ゴールデンウィーク初日でした。
D市より初参加のWさんご家族。中2のお子さんは別室で。

この年齢だと一人の方が気楽かな?と言うことで長時間お待ちいただきましたが、

今の時代はスマホがあるので待ち時間も便利ですね。

Wさんご夫婦によると、近くに「親の会」や「適応教室」が無いので、情報がインターネットのみ。

不登校サイトで紹介されていた当会に来てくださいました。
 

小学2年生頃から学校へ行きづらくなり付き添い登校し、

高学年では一人で登校できるようになったものの、

中1夏休み明けより合唱代表になったプレッシャーから登校できなくなりました。

友人との関係は良好ですが、以前受けたHSC検査ではその傾向があるとのこと。

ご両親の心配は

「不登校により集団生活で得る友人関係等の機会を失う、進学・将来への不安」です。


今回の例会では、ご本人がHSCの項目に全て当てはまる方がおり、

ご自身の生きづらさとの折り合いを、別の親御さんはお子様がHSCで

中学不登校から通信制高校を卒業。

その後病気療養を経て自分ができそうな仕事を探し、面接、

現在はご自分のお給料から携帯料金を支払っている、

とそれぞれ体験談をお話ししてくださいました。

高校進学についても今は多様化しており、通信制、定時制、少子化による定員割れの公立高校、

様々な地方から集まる私立高校等、道内でも選択の幅があります。
 

娘さんは「登校刺激」が無ければ穏やかで「暇」と言うワードも出てきています。

家族と魚釣りやドライブには付いて来るとのことなので、よい親子関係なのですね。

不登校の子が「暇」と言うと、つい親はあれこれ提案しがちですが

「自力で暇と折り合いをつける」のも生きる力の一つではないでしょうか。

中2であれば実は色々考えているかもしれませんね。

不登校の子を持つ親として、自身が学校生活を過ごしていたならなおの事「

今しかできない学校での学び・生活」をしないのは悲しいこと、将来不安なことと考え、

心がざわつき穏やかではありませんが

「学校へ行かない」と言う大きな決断をした子供の意思を汲んで

「不登校」へのこだわりを手放すと子も親も心が休まるかと思います。

難しいことですが…。勉強は後からでもできます。


そして「将来」「子供の自立」は各人で違います。そこには障害の有無もあります。

その子にとっての自立を子がどう考えているかを大切にし、

選択した事について親は相談出来る環境を作っておくことが大切なのではないでしょうか。
学校の先生についても様々なお話がありました。

皆さん苦労されているようで大変なご様子です。

その中で「学校への交渉は出来れば両親で」とのアドバイスがありました。

ほぼ母親がその役を担っているわけですから、父親も参加してくれると心強いですね。
沢山の参加者から様々なお話のある例会でした。

 

2022年3月【夜の例会】

春の兆しがすぐそこに見えてきた3月の夜の例会には、

今回初めての中1の不登校を始めた娘さんのお母さんと、

苫小牧で不登校の子どもの親の会を始めたお母さんが、

中学時代不登校生で今は高校へ進学した娘さんとともに参加してくれました。

女性4名と男性は私1名で合計5名での例会でした。


はじめにお話をお聞きしたのは中1の娘さんのお母さん。

娘さんの不登校がいまいち納得できないようで、ゲーム漬けだったり、

昼夜逆転の生活だったり、そんな生活が許せない。

それで言い合いになったりで娘さんとの関係もあまり良くないとか。

でもそれって以前から不登校の子どもを抱えたほとんどの家庭が抱える問題で、

今でも例会でしょっちゅう話題になる事柄です。

不登校の子どもにほぼ共通する日々の過ごし方と言えるかと。


子供が不登校に至る理由は様々で、決して一様ではありません。

にもかかわらず不登校を始めるとその生活様式はほぼ一様に

ゲームやSNSに興じて昼夜逆転生活を始める。

つまりこれらの親にとって不都合な生活様式は不登校の理由ではなく結果なのです。

不登校を始めた子供の生活を取り巻く環境の変化が、

子供をしてそうした生活に追い込むと考えるのが適当かと。
 

この後苫小牧から来られた親子の当事者の立場からの娘さんの話が印象的でした。

私は不登校の子どもがゲームやSNSに興じるのは、

それしかやれることがなくなるからなどとマイナーにとらえた話をしてしまうのですが、

彼女はもっと肯定的にスマホでのゲームやSNSをとらえていて、

不登校で一度失われかけた人とのかかわりを再構築する不可欠なツールであると表現しました。

ネットには多様な人がいて多様なかかわりが出来る。

付き合い方も自由に選択できる。

私たち年配者にとってはスマホは携帯の延長にしかすぎませんが、

若者にとっては生活に不可欠なツールになってる。

不登校の子どもに限らずネットの世界はバーチャルなものも含め

今では若者の生活に広く根を張っている。

私にとっては衝撃的な話もありましたが、現実はそこまで進んできているともいえるかと。
 

不登校を始める子どもは、言葉で表現できるかどうかは別として

生き方に強い意志を持って居る子どもが多く、不登校はその自己表現です。

親の持つ異なる価値観をもとに、人格の異なる子どもの自己表現を評価することに

無理があるのではないでしょうか。

私にも勉強になる3月の夜の例会でした。

【昼の例会】
3月の昼の例会の参加者は5名でした。
参加者のお子さんで、小学校を卒業したお子さん2名と、

中学生のお子さんのお話しをしました。
小学校の卒業式には、皆とは参加は出来なかったけれど、

終わってから体育館で校長先生から卒業証書を受け取る事が出来たそうです。

皆が居ない体育館とは言えども、とても勇気がいった事でしょう。

子供なりに、色々と考えたのだと思います。
 

中学生のお子さんのお母さんは、子供の体調や様子を見て話をしながら、

週一回の登校をしているとの事でした。
色々と心配はありますが日々、子供の様子を見ながら時には話をしながら、

進んで行く事の大事さを改めて感じた例会となりました。

2022年2月【夜の例会】

コロナ禍に少しずつ好転のきざしがみえてきた2月の夜の例会ですが

参加者は現れず、久しぶりに世話人2人だけの例会でした。

オミクロン株に加えて、例年にない大雪の今冬なので、

特別に考えることもないですし、ちょっと一休みでしょうか。

10年以上世話人をしていて、多分3回目くらいかな。

とりあえず参加者が来るまでの間世話人同士で雑談めいた話でもと始めました。

 

最近の例会では新しい方がお見えになることが比較的多く、

中学生に加えて小学生が不登校を始めたのですがどうしたら良いでしょうかと

不安顔で訪ねてくるお母さんも増えています。

長く続くコロナの影響で、学校も家庭も生きづらい状況が増えていることもあるかもしれません。

状況に合わせた対応も私たちに必要になってきているのかもしれません。

併せて秋ころまでは良く来られていた常連の方が顔を見せることも少し減っているかも。

あの人はどうしているかな、この人は元気かな、などと2人で話をしました。

子育ては山あり谷ありですので、子供の不登校が終わってもまだいろいろあることも多く、

時には顔を見せて少しでも安心感を取り戻していただければ幸いです。

 

8時半も過ぎて今日はもう誰も来ないでしょうと少し早めに終了しましたが、

久しぶりに世話人同士でゆっくり話をした貴重な2月の夜の例会でした。

来月はもう春の装いかな。

 

 【昼の例会】

2月の昼例会の参加者は4名でした。

Mさんの娘さんは、小学生の時に転校した学校でいじめに遭い不登校になりました。

中学生の時にはオアシス(適応指導教室)を利用し、そこで友達もでき、

例会では学習発表や卒業式の感動的な様子等を話してくれていました。

その後通信制の高校に進み、信頼できる先生との出会いもあり卒業。

卒業後はゆっくり今後を考えたいと家での生活でしたが、

以前から体調が十分でなく、昨年大きな手術をしての療養生活でもありました。

親としては今後の事を考えて心配はするものの、

体調は本人にしかわからないしで、気をもんでいたようです。

それが突然、アルバイトを決めてきたと報告があり、

自分の体調も考えての勤務内容で続いているとの事。

 

元気だった息子さんは、小学6年生で担任の生徒に対する暴言が嫌になり

学校に行きたくないと話したため、校長や教頭や担任に相談しました。

友達との関係は良好でしたし、何とか出来ないものかと

何度も話し合いを重ねましたが改善されずに不登校になりました。

やっと子どもの気持ちが落ち着いてオアシスの見学に行く気になり、

教育委員会の方との本人の面談も終わり通級できることとなりましたが、

数日の通級後は休んでいました。

また行って見ようという気持ちになったので連絡すると、

1か月以上利用しなかったので、再度教育委員会の面談から手順を踏んで

利用できるか判断しなければならないとの説明を受けたとの事。

 

他の参加者の子どもたちは成人していましたので、

自然Mさんの話が中心の例会となり、それぞれの経験も重なり、喜んだり首をひねったり。

 

未来の会は、ふれあいルームのスタート時には引っ越し掃除のお手伝いをし、

適応指導教室の運営委員会(現在はいじめ不登校問題等対策協議会)に

ボランティア団体の代表として参加しています。

関わりが深い分期待も大きく、

子ども達の居場所としての役割とは何かを語り合う時間となりました。

 

2022年1月【夜の例会】

新年を迎えてコロナのオミクロン株の蔓延が気になる1月の夜の例会には、

千歳の不登校の親の会からお母さんとその大学生の息子さん、

常連のお母さんが久しぶりにご主人同伴で、

参加者は私たち世話人を2人を加えて、女性3名に男性3名の計6名での例会でした。

 

大学生の息子さんは中学時代担任とのトラブルで一時不登校を経験したとか。

勉学への興味は持ち続けていたそうで、その後担任の交代に伴って登校を再開し、

その後高校・大学へと進学し、今は心理学を勉強していて、

将来スクールソーシャルワーカーになることも考えているとか。

福祉に詳しいI世話人からは、ソーシャルワーカーにも色々あるので

初めから決めないで、いろいろ勉強してからのほうが良いというアドバイスをされてました。

 

彼のお母さんははじめから登校へのこだわりはあまり無かったようで、

息子さんの意思を尊重したようです。

学校って義務のように無理に生かせるところではなく、

子どもが楽しんでいろいろ学ぶところですね。

子どもの不登校にはいろいろあって、親の対応も色々でしょうが、

必要なのは子どもの主体性をどうその後の育ちにつなげていくかでしょうか。

コロナ禍での今月の夜の例会は、私たち大人にとってもいつも通りの学びの場でした。

【昼の例会】コロナ対策で、福祉会館が閉館になり急遽中止となりました。


 

 

黄色いバライラスト
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